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ほっぺるだより

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ほっぺるランド 板橋徳丸

お米作り 〈5歳児クラス〉

1【田んぼづくり】

日頃食べているお米がどんなふうにできるのか絵本を読んで興味を持った子どもたちに、
お米作りを経験をしてほしいと考え、厨房のスタッフに協力してもらい田植えをすることにしました。
田植えの前日に、子ども達と厨房スタッフ一緒に土壌作りをしました。

初めて触る土の感触を楽しみながら土をハッポースチロールに入れ、その上にジョウロで水を入れてかき混ぜます。
土から泥に変わる感触を
「おもしろーい」
「きもちわる~い」と様々な感想を伝え
「明日は田植えだね」と楽しみにする子ども達でした。

2【田植え】

当日はあいにく小雨が降っていましたが、「田植えをするから園庭にきて」と話すと大喜び。
園庭に出て
「どうするの」
「早くやりたい」と待ちきれない様子で、
「長袖の人は、袖をめくってね」と話すと
「僕は半袖だから大丈夫」とやる気満々の子ども達でした。

稲を厨房スタッフから受け取りしっかりと植えていました。
はじめ嫌がっていた子たちも、友だちが楽しそうに植えているのを見て一緒に植えていました。
ちょうど保育参観に来ていた保護者にも参加していただきました。
秋には「おいしいお米ができるといいな」と、
子ども達は期待と不安を感じているようでした。

3【田んぼの水抜き】
4【稲刈りとは】
5【稲刈りから稲干し】

毎日、子ども達が水やりをしてくれたおかげで、稲も順調に育っています。
そろそろ稲刈りをする時期になり、
稲の水を抜き「稲刈りってどうやるのかな」と子ども達は考え始めていました。


そんな時、小学生の兄弟がいるご家庭から
「稲刈りするところが見えますよ。」と近くの公園を教えてくれました。
早速、公園に出かけ稲刈りの様子を観察してきました。
「鎌を使ってするんだね」
「僕たちは、何でするのかな」
「できるかな」など、
稲刈りを見た感想や自分たちの稲刈りをイメージしているようでした。

子ども達の稲刈りは、使い慣れたハサミを使い、
「どの辺をきればいい」
「きれいに切れるかな」と話しながら目を輝かせ、稲刈りをしました。
「美味しいお米になるように」と願いを込めて、クラス前のテラスに刈ったばかりの稲を干していた子ども達です。

6【脱穀】

脱穀の方法は子ども達と調べ、すり鉢と野球ボール・牛乳パック・ペットボトルと箸の3種類の方法でやってみました。
それぞれ難しかったようですが、みんなで協力しながらきれいに脱穀していました。
「この後、どうするの」「食べたい」と子ども達から話があったので、
「みんなが育てたお米だけじゃ足りないから、厨房にお願いしてお米を足してもらって、
ご飯を炊いて給食に自分達でおにぎりを作って食べようか」と話すと
「やりたい」
「おにぎりの具はシーチキンがいい」
「しゃけもいいね」
「いつにする」
「給食の先生と相談して日にちを決めよう」と話が盛り上がり、
おにぎり給食を楽しみにしている子ども達でした。

7【買い物】

おにぎりの具は、子ども達と厨房のスタッフと話し合い、
「ツナマヨ」「さけ」「おかか」「昆布」に決まり、
それぞれ必要な物の買い物も頼まれました。
子ども達は、それぞれ分担して近くのスーパーに買い物にでかけ、目的の品物を見つけレジでお金を払いました。
少し緊張していたようですが、買い物から帰ってくるとキラキラした目で、
「買い物してきたよ」
「お金も払った」と経験したことをたくさん話してくれました。
少し大人になったように思いました。

8【おにぎり給食】

おにぎり給食では、自分たちが育てたお米が嬉しかったのか、
自分なりのおにぎりを作って食べて、笑顔がたくさん見られた時間となりました。

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