

ほっぺるだより
Letter
ほっぺるランド 佃
佃園の食育とは…?
佃園で毎年行っている食育のひとつ、味噌・醤油作りを行いました。
まずは、「味噌や醤油って何からできているか知っているかな?」と問いかけると、
「だいず!」と大きな声で、何人もの子が答えてくれました。
廊下に大豆からできるものを貼り出しており、見てくれていたようです。
「どうやって作っているのかな?」と聞いてみると、分からないといった表情…
麴菌という良いばい菌が、発酵をしてくれることを丁寧にお話しました。
みんな真剣に聞いている様子。
まずは、味噌作りから。
「乾燥した大豆」と「煮大豆」を触ってみて、硬さの違いを感じました。
「指でもつぶれちゃうね!」と驚いた様子。
「煮大豆のほうが大豆のにおいが強いね」という声も聞こえてきました。
五感を使って、よく観察しているようですね。
最初に、ゆでた大豆をみんなで順番にミキサーにかけていきます。
「早くやりたい!」といった声が多くそわそわした様子でしたが、
お友達がやっている時も、「頑張れ」と声をかけ見守ることができていましたね。
「まだつぶが残っているね。」
全部つぶした後には、「みんなでやったから全部つぶせたね!」という声もありました。
協力して作る楽しさを感じているようです。
さて次は、みんなでつぶした大豆に米麹と塩を混ぜていきます。
よく混ざるように丁寧にこねこね。
しっかり混ざったら、丸めて落とし、空気を抜いていきます。
床に落とさないように慎重に...
最後は、みんなで順番に樽に入れていきます。
この時も、空気が入らないように、ぎゅっぎゅっと詰めていきます。
発酵・熟成がすすみ、約1か月で食べられるようになります。
お味噌汁や焼きおにぎりにして食べるのが楽しみです。
さて、次は醤油作り。
材料は、大豆、小麦、塩と麹菌です。
「お味噌とほとんど同じなんだね。」
と不思議そうな様子。
材料をすべてペットボトルに移していきます。
お友達同士で協力しながら、こぼさないように慎重に。
そこにお水を入れていきます。
「わあ。お味噌の色みたいだね。」
みんなよく見ていますね。
あとは、みんなで順番にふりふり。
「麹菌が疲れちゃうから、ふり過ぎには注意してね。」
と伝えると、みんな回数を守ってふりふりしてくれました。
醤油は、発酵・熟成に約1年かかります。
時間はかかりますが、味わうのがとっても楽しみですね。

