ほっぺるだより
Letter
ほっぺるランド 新島橋かちどき
【在宅支援】先生たちの思いで日記#6
鈴木・みゆき・泰子
皆さんこんにちは。
STAY HOMEな日々。
皆さんが大変な状況の中、
私たち保育者だからできる+αな
在宅支援が何かないか
という話があがりました。
その中で持ち上がったのが、
「先生たちの思いで日記」です。
日々子どもと共に生活を送る私たち、
保育者だから思いつく話題提供。
子どもと一緒に楽しむもよし。
保護者様おひとりでニヤニヤと楽しむもよし。
色々な職員が不定期で更新していきます。
さて、保育園と言えば何を思い浮かべますか?
私が真っ先に思いつくのは絵本です。
保育園には絵本が当たり前にあります。
ごく自然に子どもと絵本を読む環境でもあります。
いつもは子どもに読む保育者ですが、
今回は「読んでもらった」体験を
皆さまにお届けします。
という事で、「心に残る思い出の絵本」。
をご紹介します。
少しでも、楽しんで頂けるといいのですが。
今日絵本をご紹介するのは、
鈴木先生・みゆき先生・泰子先生です。
お時間許す限り、どうぞお付き合いください。
枝分かれ
0 歳クラス担任の鈴木政之です。
私がご紹介する絵本は
「ねずみくんのチョッキ 」です。
1975年講談社出版文化賞絵本賞
「よい絵本」選定図書受賞
1974年8月刊行
「ねずみくんのチョッキ 」
作/なかえよしお
絵/上野紀子
私が保育園に通ってた頃
先生が読んでくれた、思い出の絵本が
ねずみくんのチョッキです。
私の家族は兄弟も多かったこともあり、
正直親に絵本を読んでもらったという
エピソードが思い出せません。
その分、園での思い出は鮮明に記憶しています。
何度読んでもらっても楽しく
「もう一回読んで!」
とリクエストを沢山した覚えがあります。
当時の担任の先生は
豪快な先生で怒ると怖いのですが、
ユーモアがあり子ども達を楽しませる
ことに長けていた先生です。
そんな先生が読む絵本ですから、
楽しいのは当たり前。
この先生は、色んな読み方をしてくれました。
ねずみくんの気持ちに寄り添うように、
感情を入れて読む。
ページごとに現れる、
様々な動物達の真似をして読む。
同じ本を読んでるのに、
違う絵本を読んでいるかのように
楽しめた記憶があります。
思い返すと、
先生から大きな影響を受けたように思います。
私も普段の園生活でマンネリになりそうな
玩具遊び一つとっても、何か工夫して
違った楽しみができないか考えている自分がいる。
意識してなかったことだけに、
今書いていて驚きすらあります。
絵本を通じて、
絵本の記憶を思い返して様々な思いが蘇る。
今後も子どもと一緒に読む際は、
丁寧に、また様々な角度から、
アプローチしていけるように
していきたいと思います。
あははが生む笑顔
事務のみゆき先生です。
おひさま あはは
作:前川かずお出版社
こぐま社発行日:1989年07月
この絵本は、保育園が初めての
0歳児の子どもと一緒に、何か楽しめる時間を
過ごしたいと思いながら読んでいた本です。
あらすじは単純なものですが、
「あはは」という繰り返しの音が続きます。
0歳児にはこの繰り返しが楽しいようで、
「キャッキャッ」と
笑ってくれた思い出深い本です。
このおひさまの笑顔は、
子どもにもわかるんですね。
「あはは」につられて
ニコニコしてくれるので、
いつも読むのが楽しかったです。
一緒に笑う時間を作ることができ、
子どもがニコニコしながら見てくれる。
とても反応が良く、
読んでいる方も笑顔になれる
私自身も大好きな本です。
幼児に読んでいた時は、
とってもいい日の散歩でふと子どもが
「おひさま、笑っているね」と言ってくれました。
きっとこの絵本を思い出してくれたんだと、
とても楽しい散歩になったこともありました。
実は私が少し疲れている時や
気持ちが沈んでいる時、
子ども達に元気をもらいたい時に
こっそり読んでいた本です。
笑う!って素敵なことだとあらためて気づく一冊です。
調理師の泰子先生です。
私がご紹介する本は
はらぺこあおむし
作エリック カール 訳もりひさし
日本では1976年初版
これは、姪っ子が2歳になったときに
よく読んだ絵本です。
もともと、絵本が大好きな姪っ子は
特にこのはらぺこあおむしの
色鮮やかな絵が大好きです。
絵本とは無縁な私が、何度も読み聞かせた
絵本になります。
毎日たくさん食べても
お腹がペコペコなあおむし
姪っ子も手でお腹をさすります。
なので私も一緒にお腹、ペコペコ〜と
真似をするのです。
あおむしは、
おいしいものばかり食べてずるい!なんて
自分も好きなものを好きなだけ食べたいとよく
言っていました。
好きなものばかりたべているとあおむしのように
お腹を壊してしまうと説明すると
少し考えたように、苦手な野菜もたくさん食べて
綺麗な蝶々に私もなるの!と
何回も言っていました。
苦手な野菜を少しでも食べてもらえるように
自分自身も工夫をして料理の腕が
上がればいいなと思います。