ほっぺるだより
Letter
ほっぺるランド 新島橋かちどき
アートで遊ぼう!さくらtime第2弾!!(5歳児社会見学)
主任 藤得
子どもとアートで遊ぶ
5歳クラスによる、5歳クラスのための、
ちょっと特別な遊びの時間!!
それがさくらtime!
前回は絵本専門店クレヨンハウスに行きましたが、
今回は東京都現代美術館で開催されている
「あそびのじかん」
という体験型のアート展に行きました。
満足するまで体が
答えを求める。
美術館の「あそびのじかん」ブースに入ると、
意外と“個展感”があり保育者は少しビクビク。
足を一歩踏み入れると、目の前には
床から天井までそびえ立つ洋服ダンスボルダリング。
圧巻・・・・・。
子どもは「どこから登ろうかなー」と眺め、
手をかけ、試してみる。
なかなか上手くいかなくて、色んなポイントから
試してみる。
じっくりじっくりと試し、満足すると
「次に行く!」と声を上げる。
こんな具合に次から次へとブースを渡り歩く。
「教えてもらう」ではなく
自分から「見つける」遊び
①洋服ダンスボルダリング
②小さな台座にボタンを投げてのせる。
③板張りの迷路を歩き回る。
④光が投影されている機械の前に立ち、自分の影を見る。
⑤言葉の書いてある積み木ならぬ積み紙をのせる。
⑥幾つにも別れた一方通行の道を進む。
どれも「取り扱い注意」の説明はあるのですが、
遊びかたは一切ないんです。
子どもが自分の思うように
触り・感じ・楽しめる方法を自分で探す。
未来に生きる子ども
特に印象的だったのは⑤の一方通行アート。
誰一人として、戻らないんです。
戻ろうとすればいくらでも戻り、
別の道でやり直すことができるのに、
です。
前を見て、進む。
進んだ道を戻るという思考がない。
どこまでも真っ直ぐな子ども。
うーーん、なんか、すごい、と
思わず唸ってしまったアートでした。
決めているのは、自分でした。
このさくらtimeで勉強になったのは、
子どもの「次に行く!」という言葉が出てくるまで
じっくりと遊びを楽しめたということ。
当たり前なのかもしれないけれど、
私は意外と「待つ」というのが苦手でして。
「まだかな?もう飽きてるんじゃないの?
平気かな?」
と探ってしまうんです。
でも、この時は子どもが必ず「次に行く!!」と
目を輝かせて言ってくる。
子どものタイミング、
というものがやはりあるのですね。
子どものプロである保育者といえど、
とても勉強になる、ハッとする時間。
お弁当を食べる時間になると、
「もっと遊びたいー」と口をとんがらせていました。
とても楽しんでくれたのだな、と、
来てよかったと思いました。
最後に名言を一つ。