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ほっぺるだより

Letter

ほっぺるランド 新島橋かちどき

今年一年、ありがとうございます。

ほっぺるランド新島橋かちどき

職員一同

 

今年も終わりですね。

あっという間の1年。

今年一年を象徴する一文字、

「今年の漢字」は“密”でした。

 

皆さん、本当に大変な日々だったかと思います。

緊急事態宣言・3密を避ける、

不要不急の外出を避ける・在宅ワークなど、

日本全体が新しい日常を模索する年。

 

当然、保育園も新しい毎日を

探さなければなりませんでした。

全ての対応を玄関で行い、保護者様参加の行事は中止。

今までの“当たり前”が当たり前ではなくなる。

 

不便を強いられる今年でしたが、

「だから」見つかるものがありました。

それは、常識を超える新しい可能性。

 

今日のほっぺるだよりは

「だから見つかったもの」についてお話をします。

 

【行事が変わる】

今年は「密」を避けるため、

行事の実施方法が大きく変わりました。

 

夏まつり

運動会

遠足

 

実施できる方法での開催。

夏まつりは各クラスがテーマを決め装飾をし、

賑やかさを楽しんでもらう工夫をする。

 

運動会は、

ミニ運動会として開催。

0歳から5歳まで、

規模を縮小して運動会を実施。

 

 

5歳は一人一人が自分用の絞り染めシャツを作り、

運動会ユニフォームを着て一致団結。

 

パラバルーン。

 

ソーラン節。

 

どちらもミニ運動会に向け

練習を積み重ねてきた結果が、

逞しい動きと凛々しい表情に現れる。

 

前年、5歳さくら組はプラネタリウム鑑賞のお誘いを頂き

プラネタリウムを堪能。

子どもたちは、あの独特な暗さと響き渡る音響、

さらにその環境下で眺める星々に大喜び。

 

今年はコロナで中止。

とはいえ、なくすだけでは味気ない。

そこで家庭用のプラネタリウムを購入し、

保育園でプラネタリウムを鑑賞。

 

ゴロンと寝転がり、

リラックスしながら星々を眺める。

 

お邪魔したプラネタリウムでは

コショコショ話をしていた子どもたちが、

保育園では遠慮なく

「おぉーーーーーー!!!」

「きれーーーーー!!」

と喜びを友だちと分かち合う。

 

園だからできる楽しみかたに、

友だちとの共有のしかた。

 

今年度は、普段はやっていないリトミック遊びにも挑戦。

音楽に合わせ元気一杯リズム遊びを楽しむ子どもたち。

 

 

臨時休園の時には、

通常保育が始まった時に向け

交代で出勤する保育者で

手作り玩具を作ります。

 

普段は子どもの賑やかな声が響き渡る

保育園ですが、この時ばかりは静かな保育園に様変わり。

その中で、時におしゃべりを楽しみながら、

時にモクモクと作り続ける日々。

 

【変わるものと、変わらないもの】

このように、今年は本当に色々な事が変わりました。

社会と生活が大きく変化する中、

保育園には変化しないものがあると

日々の園生活が教えてくれる。

 

変わる中で、変わらないもの。

それは、

子どもの笑顔でした。

 

楽しいことがあると喜び、笑顔になる。

 

嬉しいことがあると友だちと盛り上がり、

元気な声が響き渡る。

 

発見があると「おっ!?」という表情をし、

それを保育者に自慢して誉めてもらうとニンマリする。

 

子どもはいつも、子ども時代を生きる。

 

それに気づかせてくれたのは、

皮肉にもコロナでした。

 

変化を余儀なくされる環境だから、気づけたこと。

そしてやはり改めてこう思うのです。

保育園は、職員と保護者様みんなで支えているのだと。

 

沢山のご不便をおかけしました。

新型コロナウイルスという未知の部分が多いため、

不安な思いもさせたかもしれません。

 

けれど皆様はそれを口にせず、

「ありがとうございます」

と声をかけてくださった。

 

或いは、ご自身も大変なのに

保育園が行うコロナウイルス対策に

ご協力くださいました。

 

子どもたちから笑顔が消えなかったのは、

子どもが逞しいから。

けれどそれだけではないのだと思います。

 

否応なしに生活が変わる中、

子どもの生活環境を可能な限り変えないよう

踏ん張った皆様がいてこその、笑顔。

 

皆様、2020年、

本当にありがとうございます。

 

ありがとうの気持ちで、いっぱいです。

来年、2021年に、またお会いしましょう。

よい年をお過ごしください。

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