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【在宅支援】先生たちの思いで日記#1

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ほっぺるだより

新島橋かちどき

【在宅支援】先生たちの思いで日記#1

ほっぺるランド新島橋かちどき

政村・佐藤・木村

皆さんこんにちは。

STAY HOMEな日々。

皆さんが大変な状況の中、

私たち保育者だからできる+αな

在宅支援が何かないか

という話があがりました。

 

その中で持ち上がったのが、

「先生たちの思いで日記」です。

 

日々子どもと共に生活を送る私たち、

保育者だから思いつく話題提供。

 

子どもと一緒に楽しむもよし。

保護者様おひとりでニヤニヤと楽しむもよし。

 

色々な職員が不定期で更新していきます。

 

さて、保育園と言えば何を思い浮かべますか?

私が真っ先に思いつくのは絵本です。

保育園には絵本が当たり前にあります。

ごく自然に子どもと絵本を読む環境でもあります。

 

いつもは子どもに読む保育者ですが、

今回は「読んでもらった」体験を

皆さまにお届けします。

 

という事で、「心に残る思い出の絵本」。

をご紹介します。

 

少しでも、楽しんで頂けるといいのですが。

 

今日絵本をご紹介するのは、

政村先生・佐藤先生・まりな先生です。

お時間許す限り、どうぞお付き合いください。

 

「不思議なナイフで、不思議な時間」

一番手は、2歳児クラス担任の政村俊大です。

 

わたしが紹介する絵本は「ふしぎなナイフ」です。

 

ふしぎなナイフ

著  者:中村牧江・林健造・福田隆義

出 版 社:福音館書店、1997

 

小学校か幼稚園の頃に、

母親に読んでもらっていた絵本です。

 

どこにでもあるようなナイフが、

様々なカタチに変化するのが楽しくて

仕方がありませんでした。

ページをめくる度にワクワクが止まりません。

 

ナイフの絵は動いていないのに、

まるでアニメーションのように

動いて見えていたのを今でも覚えています。

子どもの頃は頭が柔らかかったのでしょうね(笑)

 

いつも寝る前に私が大好きだったこの絵本を

ベッドの上で読んでもらっていました。

毎日毎日・・・

読んでもらいながら表情や手も

動かしていたような気がします。

 

読んでくれている時の母の声はいつも

同じで柔らかい声でした。

表情は見ていませんでしたが、

きっと優しい表情だったと思います。

 

今になって思えば、寝る前にこんなに興奮する絵本を

読まされるなんて、私だったら違う絵本に

してしまいそうです。

母に当時の事を聞いてみたら、

案の定なかなか寝なかったようです(笑)

 

この絵本を見てからというもの、

食事の時や買い物に行ったとき、

ナイフを見ては大はしゃぎ

していたような気もします。

それでも毎日読み続けてくれたおかげで、

こうして今になっても心に残る

絵本になっているのだと思います。

 

「森を探検する読みの時間」

2番手は、1歳児クラス担任の佐藤朋輝です。

 

私がご紹介する絵本は

「もりのえほん」です。

 

「もりのえほん」

作者 安野光雅

福音館書店 1981年2月25日 初版

 

この絵本は読み聞かせという絵本ではなく、

森林から動物を探すという絵本です。

誰しも体験したことがあるであろう

木目が人の顔に見える・動物に見えるといった

「何かに見える?」の発見を楽しめる絵本。

感覚で読めるのがこの絵本の醍醐味です。

 

私が小さい頃、

この絵本をよく母と読んでいました。

絵の中に何が隠れているのか、

発見するのがとても楽しかったことを

今でも覚えています。

 

子どもの頃の話です。

まだ小さい弟に母が付きっ切りになっていて、

中々相手にしてもらえず寂しい思いを

することがありました。

 

けれどこの絵本を介して、

母と一緒に読む時間がなによりも

嬉しかったことが思い出になっています。

この絵本に答えというものは存在せず、

「鳥に見えるね!」「山が人の顔をしている!」と、

母と一緒に隠れた何かを探す遊びをしていました。

 

「もりのえほん」という世界が絵本から飛び出し、

「コンセントが人の顔をしている」や

「泥遊びで作った物がカエルに見える」など

私に遊びのヒントをくれました。

 

保育士として子どもと過ごす日々にも、

幼少期に読んだ「もりのえほん」から

影響を受けたのかもしれないなと

感じる出来事があります。

親水公園の運河でたまたま見つけた

自然の落とし物を見た子ども達が、

 

子ども:  ねえ見てワニがいるよ!

私:  よし、ワニにご飯を上げるからはっぱを集めよう

 

といった遊びをすることがあります。

母と一緒に読んだ懐かしさを思い出しただけでなく、

子どもから「何かに見える!」という

想像することの楽しさと素晴らしさを

改めて実感しました。

親子で発見を楽しむことができる

とても楽しい絵本です。

 

「それでもあなたが好きなんだ」

絵本バトン#1の最後は、

調理の木村麻里菜です。

 

私が紹介するのは、

「黒ねこのおきゃくさま」という絵本です。

 

「黒ねこのおきゃくさま」

著:ルース・エインズワース

訳:荒このみ

絵:山内ふじ江

福音館書店 1999年10月15日

 

これは、私が幼稚園の時に

祖母の家で見つけた絵本です。

日本の昔話の絵本が

数冊しまってあった祖母の本棚に、

ひっそりと置いてありました。

 

いつも読んでいたのは

「桃太郎」や「さるかに合戦」で、

この絵本は異色な存在で

思わず手にとっていました。

今考えると「和」の中に「洋」がポツンとあり、

一際違う輝きをはなっていたのだなと思います。

 

知らない国の不思議な話。

黒ねこにミルクにパン、

羊の肉まで出てきてワクワクしたのを

覚えています。

もしかすると、動物好きな私たち孫のために

祖母が買って置いてくれたのかもしれません。

 

というのも、動物好きな親の元に育ったため

動物に触れる機会も多く、

とりわけ猫は、物心のつく前から

我が家にいるとても近しい存在でした。

 

一番覚えているのは化け猫みたいに

大きなキジトラのねこで、赤ちゃんの

頃から一緒にお昼寝をしていたそうです。

 

この絵本は、真冬の夜に1匹の黒ねこが、

貧しく孤独なおじいさんの家へ迷い込んでくる

ところから始まります。

登場する黒ねこの絵がふわふわでとても

かわいかったため、

この本をとても気に入り

いつもお母さんに読んでもらっていました。

 

まるで動いているようにリアルな描写の

黒ねこの絵を見るたび、

黒ねこではないけれど飼っている

キジトラのねこを抱きしめては

「寒くてうちに迷い込んできちゃったの?」

と聞いて逃げられていました。

 

このねこのごはん係はお父さんだったためか、

私にはなかなか懐いてくれませんでした。

(あと、抱きしめるのが強かったのかも。)

私は大好きだったのですが、

ふたたび一緒にお昼寝してくれるようになったのは

おばあちゃんねこになってからだった気がします。

 

大人になり読み返してみると、

貧しくても心が豊かなおじいさんの

姿にとても考えさせられます。

 

凍えた黒ねこになけなしの

ミルクやパンを与えるおじいさんをみて、

「どうして全部あげちゃうんだろう?」

と母に疑問をぶつけていたのを

思い出します。

 

何と答えてくれたのか覚えていませんが、

みなさんにもご家庭で一緒に考えながら

読んでみてほしいです。

私にとっては、読むたびにねことの

ふわふわであったかい時間を思い

出させてくれる温かい絵本です。

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