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ほっぺるだより

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ほっぺるランド 新島橋かちどき

拾いもの

ほっぺるランド新島橋かちどき

副主任 藤得

 

手。

多くの人が生まれた時から

もっているものの一つが、手。

あるのが当たり前すぎて、

なんの違和感もない。

でもね、時々、

手って不思議だなと思う

ことがあるんです。

 

 

この写真、子どもが楽しく遊んでいる

写真をファインダーに記憶させようと

真剣にカメラを子どもに向ける政村先生。

 

 

これは、

子どもが隅田川に目を向けたから、

自然と子どもを背後から

抱きとめるように

一緒になって川を眺める

ゆい先生。

 

 

これは、6丁目親水公園へのお散歩の帰り、

子どもと周りを眺めながら

バギーを手にして進む保育者。

 

全部、手を通して何かをしている。

私には「生活の中の一動作として手を動かす」や、

「仕事をこなすために手を動かしている」とは

違う、そんな瞬間があるように思います。

 

 

カメラを撮るのは、子どもの写真を残すため

ではなくて、眩しいほどの輝きを前にして

思わずシャッターをきってしまう。

何か大事なものがそこにあるような気がして、

それを抱きとめたくて・逃がすまいとカメラを向ける。

 

隅田川を子どもと眺める

ゆい先生の手も、

バギーを押す手も、

大事なものがそこにあるから、

それを受けとめたくて、

手から零れ落ちないように

手に力が入る。

 

これって、拾うってことに

とても似ていると私は思うんです。

拾うって、大変です。

そもそも、そこに落ちていることに

気づかないことが多い。

そして、気づいても拾おうと

する気持ちが中々湧いてこない。

上体を地面に向けて動かすことも大変。

なにより、拾ったところで、

それが自分にとって大切なもの

であるとは限らない。

 

未知、

なんです。

 

拾うという行動の先にある結果は、

未知の世界なのだと思います。

未知なものと触れるって、怖いことだと思います。

でもそこには必ず学びが内包されている。

 

子どもにとって、目の前に広がるもの

全てが未知のもの。

子どもはそんな未知のものと

触れあうことで、

成長していく。

 

開園当初の子どもたち。

 

 

 

 

 

この子たちと色々なことをしました。

色んな所におでかけしました。

 

子どもたちは色んな所から、

色んなことから、

様々な拾いものをしたのだと思います。

 

 

 

 

 

気づけば、こんなに大きくなった。

私たち保育者も、子どもに負けないよう

未知のものをドンドン拾い、

成長していきたいものです。

 

まあ、何だか色んなことを書きましたが、

2018年度、楽しい一年でした!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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