ほっぺるだより
Letter
ほっぺるランド 新島橋かちどき
節分の会で成長だ!
副主任 藤得
2歳から年長クラスにまで
大人気の絵本といえば、
「くらやみこわいよ」
という絵本。
この絵本はこんな話です。
くらやみが怖いラズロ。
夜、布団に入ると毎日
くらやみはラズロの下にやってくる。
ある晩、どこからか
「ラズロ・・・・」
と呼ぶ声が。
ラズロはその声を探しに自分の部屋をでる。
着いた先は、地下室だった。
地下室の奥にはポツンとタンスが置いてある。
暗闇はラズロに語りかける。
「引きだしを開けてください」と。
ラズロが引き出しを開けると、
そこには温かな光を放つ豆電球があった。
この先、まだ少し話が続きますが、
大体のあらすじはこんな内容。
ラズロは、怖い対象だった暗闇から
「光の温かさ」
「暗闇があるから光がある」
「光があるから暗闇がある」
ということを教わる。
この絵本を子どもに読むと、
多くの子はおっかなそうに見ます。
でも、決して目を逸らさない。
ジー―――ッと見てるんです。
別の機会に絵本を読もうとすると、
「”くらやみこわいよ”がいい!!」
と言うんです。
子どもとの「くらやみこわいよ」の読みを通じて、私は
「子どもにとっても、怖いという気持ちは魅力的なのだ」
と感じました。
この魅力は安心できる、信頼できる人がいるからこそ
感じられるもの。
安心・安全が守られた場での「怖い」体験は
子どもの心に生きていくうえで大切な何かを
もたらしてくれるように感じます。
ということで・・・・・
節分・・・・・・
盛大に・・・・・・・
やりました!
節分は「皆が健康で幸せに過ごせますように」と
いう意味をこめて悪いものを追い出す日。
「鬼は外!福は内!!」
と追い払えば、
自分の中にいる
「泣き虫オニ」
「おこりんぼうオニ」
「やだやだオニ」
「ちらかしオニ」
など、子ども一人一人の、
その子にとってのオニを自分の力で
追い払う。
「自分の力で」
という体験、
とてもとても大切なことですよね。
大切な行事、手を抜けません。
なので、
保護者の方に相談をして、
鬼の衣装を貸していただきました。
節分の会が穏やかに始まり
節分の由来を知り、唄を歌う。
その裏では、鬼の衣装を保護者の方に
着つけをしてもらい
スタンバイをしている。
そして登場する、鬼!
子どもたちはビックリ。
ピアノの影にチョコナンと隠れる子も。
最後は保育者と一緒に
豆を投げ、鬼は退散。
見事、自分の中にいる鬼も一緒に
悪いものを追い払うことができました。
幼児クラスは鬼との記念撮影も、
パシャリ。
ちなみに「くらやみこわいよ」、
おすすめ絵本です。
「どこいったん」で有名な
ジョン・グラッセンが挿絵をしています。
ご興味のある方はぜひ!!