ほっぺるだより画像 ほっぺるだより画像

ほっぺるだより

Letter

ほっぺるランド 東立石

私達保育者の仕事

みなさんこんにちは。
ほっぺランド 東立石です。
今回は、私達が考える保育のあり方についてお話しします。

保育のプロである保育者ですが、一言にプロと言っても、
その保育観は人それぞれです。
また、昨今の保育の潮流を把握せずに、
自分の経験に頼った保育をすることは、
必ずしも子ども達の幸せにはつながりません。
保育は日進月歩。日々進化しています。
私達保育者が、気に留めていることは、

「経験がある保育者は新しい保育者の考えから学び、
新しい保育者は経験のある保育者から学ぶ」ことです。

特にそれを実感するのは、毎年4月に新しい保育者が仲間入りした時です。
経験の少ない保育者の子どもへの働きかけは、子ども目線に近く
「こういう言葉かけもあるのか」と気づかされることが多いです。
また、自分なりに考えて紙芝居を作り、
子どもの反応を見てまた内容を考えてくるといった事も新鮮で、刺激になります。
さらには、「はじまるよ、はじまるよ」「バスに乗って」などの
手遊びが当園でも定番ですが、
新しい保育者が学校で習ってきた新しい手遊びも
現場の保育士にとっては学びとなっています。

この相乗効果が保育の質を高めると考えています。

そして、私達ほっぺランド 東立石が保育で大切にしていることは、

「遊びを発展させ人間関係を学ぶ場を設定すること」

それこそが保育者の仕事だと考えます。
子どもが自分で玩具を選び、その遊びに集中し、遊びを通じて人間関係を構築するのです。
ほっぺランド 東立石では、子どもが自分の思いを表現できる環境作りとして、
コーナーづくりにて、様々な遊びに発展できるように創意工夫をしています。

一般的によく陥る保育は、「大人の都合」の保育です。
そんな保育の現場では、
「走らない!」
「散らかさない!」
「危ないから触らない!」
そんな声が飛び交っているはずです。
子ども達を操作するのではなく、
その子がどうして走り回るのかを考えるのが私達の仕事です。
子ども達が遊びに集中できていたら、
そんな心配と操作は無用になります。

尚、走ったり、散らかしたり、危険なものを触ったりといった行為は
興味関心事が多い子ども達にとっては当然のことです。
ただ、どうしても身を守るうえでは、止めさせなくてはいけないのも事実です。
例えば、走り回る子どもに対して当園の場合は、
小さなオモチャやティッシュペーパー等を使って簡単な手品をしてそこに子どもの意識を向けさせ
1から4までの数を少しずつ声を小さくしながら数回繰り返し、
最後は忍者ごっこのように息の音だけで1,2,3,シーで
絵本や手遊びに持って行ったりしています。
危険から回避する方法として、興味関心のある他の事に集中を向ける。
日々の創意工夫から生まれた方法です。

「子ども達が集中して遊べる空間をどうやったら演出できるか?」

これを日々勉強しています。
そして、お互いの学びを共有し合う風土を作ることで、
怪我などを未然に防ぎ、安心・安全で、
子ども達が伸び伸び育つ保育園になると信じています。

ほっぺるランド 東立石
園長 助川

キャラクター
キャラクター