ほっぺるだより画像 ほっぺるだより画像

ほっぺるだより

Letter

ほっぺるランド 穴生

春はすぐそこまで

今年度も残りわずかとなりました。この一年の子どもの成長を振り返ると、いろいろなことが脳裏をよぎります。

泣いてばかりで園生活に慣れない子、
給食も食べようとせずお昼寝もできずにお母さまのお迎えを待っている子、
まだまだ一人歩きできずハイハイを一生懸命頑張っている子、
保育者に手を引いてもらい、1歩1歩ゆっくりと足を動かして歩くことを喜んでいる子…

思い出すと数え切れないほど、たくさん思い浮かびます。

その中でも、保育士の手を借りて一人歩きしたり、でんぐり返りをしたり、両足とびの練習をしたりと頑張っている子どもの姿、表情は何ものにも変えがたい姿です。保育者もしっかりと子どもの気持ちを受け止めながら接しています。
「あっ 歩いた!」
次は
「1歩、2歩、3歩…」
「がんばったねー」と
しっかり褒めて喜びをかみしめています。

入園から2か月が経ち、歩けなかった子どもが歩けるようになりました。大きな積み木を抱えて、一つ一つ積み重ねています。着脱に興味を示さなかった子どもが一人でズボンを履こうと必死に頑張れるようになりました。園全体の雰囲気も落ち着いてみんなの視線が一人の保育者に向くようになりました。
コロナ禍ということもあり、ソーシャルディスタンスを保ち、常に換気を行い、とその対応も大変ですが、子ども達一人ひとりの命を守るための配慮を大切にしています。
食事面も上手持ちから下手持ち、そして三指持ちへと移行することができました。0歳児もシール貼りにも挑戦です。指先の分化も進み、必死に取り組む姿を見ると安堵します。両足とびもできるようになりました。感触あそびも楽しみました。
「あーやわらかい」と言いながら、ままごと遊びを楽しみました。

暑かった夏も終わり、心地良い季節です。動物とのふれあいに出かけました。普段、経験できない体験をたくさんしました。
「おうまさんにごはんあげるー」と
言いながら恐々とあげている2歳児の男の子です。“パク”とおうまさんが食べるとドキッとすると同時に、
にこっ「おうまさん、ごはんたべたね」と
喜んでいました。
ひろーい芝生の上を気持ち良さげにハイハイする子どももいます。
なぐり描きも筆圧が強くなった1歳児です。
「なに描いてるの」と尋ねると
「ぶどう」と
応えてくれました。

少し肌寒く感じる季節になりました。公園へお散歩に出かけました。
ひよこ組、りす組、うさぎ組でお散歩ロープを握り、公園の歩道を登ります。

そして、傾斜のある芝生の上を一人で挑戦です。保育者の手を借りながら「よいしょ よいしょ」手と足腰をしっかり使って全身運動になります。

すると、お友だちがどんぐりを発見し

「見て、みつけたよ」と
嬉しそうに見せてくれました。

この一年、子ども達は大きく成長しました。毎日の積み重ねの中で、ふと振り返ると大きな成長へ繋がります。成長には個人差がありますが、一人ひとりの成長をしっかりとみていきたいと思っております。子どもが頑張っている時にはしっかり褒めてそれが、次への意欲へとつながります。食事や衣服の着脱、そして、トイレトレーニング、遊びを通して、成長していく子ども達をこれからもあたたかく見守り、今年度末で卒園、修了式を迎える子ども達の成長のお手伝いをこれからも私たち保育者もさせていただきたいと思っております。

キャラクター
キャラクター