

ほっぺるだより
Letter
ほっぺるランド 東立石
生き物の成長を皆で見届けます
「はらぺこあおむし」は園児が大好きな絵本です。
小さな卵からあおむしがペロペロキャンディーやサラミを食べて太っちょになって、やがて蛹になり何日も眠り、きれいな蝶々になるお話で、
蝶々になると両手をひらひらさせて子どもたちは喜びを表現します。
きれいな色彩、あおむしが食べるものが毎日増えている、育ちの様子がわかる、などとてもいい本です。
「はらぺこあおむし」であおむしは身近な存在ですが、生活の中ではなかなか見る機会がありません。
ちっぽけだったあおむしがやがて蝶々になる事を体験する事は乳幼児期の育ちに大事と考え、保育園にミカンの樹を植えました。
保育園のある地域には公園は沢山ありますが、花がそんなに見かけません。不思議なことにそんな環境の中で蝶々は花の蜜を吸い、ミカンの樹を探して卵を産みにきています。
毎年、アゲハ蝶が保育園のミカンの樹に卵を産んでくれ、年に数回、あおむしから蝶々になり広い世界に飛び立っています。
「どんぐりころころ」も園児の大好きな歌で、秋になると公園でどんぐりを沢山拾ってきます。
ドジョウも見る機会はないものの子ども達の親しい存在です。どんぐりにはドジョウが友達なので、保育園の玄関にドジョウを飼って子どもたちに見て知ってもらえるようにしました。
ドジョウの脇には大きなカメがいます。子どもたちはカメが好きなのですね。
毎日、一人2粒ずつとの約束でエサをあげてもらっていますが、カメがパクッと食べると大喜び。
食べないと「カメさん、お腹いっぱいなのかな」と保護者に話す様子がみられます。
身近なところに子どもたちの大好きな生き物がいて、お世話をすることも乳幼児期の心の育ちになると考えています。

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