ほっぺるだより
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ほっぺるランド 成増
氷がとけるのがはやいのはどっち?
水筒を片づける際に、水筒の中に入っていた氷が溶ける様子を見て「こおりがとけていくよ」と夢中になっている姿が見られた為氷の実験をすることにしました。
まずは、長さが違うコップに同じ量の水をいれて音の違いを比較してみました。
子どもたちに、「どんな音の違いがあるかな?」と問いかけてみると
「音は変わらないと思う」という予想を立てる子の姿が多く見られました。
実際に音を鳴らしてみると長いコップは「カントン」、短いコップは「カンカン」と表し「長いコップの方が低いよね」と音の違いに気づいていました。
「水の量を変えてみたらどうなるの?」と疑問を抱いた子がいたので水の量を
変えてみました。
長いコップの方に多めに水を入れると音が更に低くなり、「また低くなった」
と気づきを共有する姿が見られました。
水の量は定規を使って測りました。
数字が読める4歳児のお友達が3歳児のお友達に「〇〇㎝だよ」と教えてくれる姿があり、3歳児の子も数字に親しみをもっていました。
その後も繰り返し水の量を変えて音の変化を楽しんでいました。
いよいよ氷の実験です。大きい氷と小さい氷を用意して溶ける速度の違いを比較しました。
子ども達の予想を聞いてみると3歳児のお友達は、「大きい氷が速く溶ける」で4歳児のお友達は「小さい氷が速く溶ける」と各グループ異なる予想が立てられました。
溶ける時間は、デジタル時計とアナログ時計を見ながら観察を行いました。
最近時計を意識して行動する子が増えています。
時間が経つにつれ随時「何分経ったよ」と報告をしてくれていました。
観察をしている際、凍ってくっついていた氷が溶けて離れていくのを見て3歳児の子が
「溶けたから離れたんだよ」と気づきみんなに共有してくれました。
こちらが実験結果です。
結果は小さい氷の方がわずかに早く溶けました。
4歳児さんは予想が当たるととても嬉しそうにする姿が見られました。
実験後には、「また実験したい」「氷がとけるのってふしぎだね」と伝えてくれる子が多く見られた為、今後も子ども達の疑問を一緒に考え答えを見つけられるような活動を取り入れていきたいと思います。
(3歳児担任)