ほっぺるだより
Letter
ほっぺるランド 中葛西
好奇心が学びを育む夏!
子どもをたくましくする夏!!年齢ごとの体験はさまざまですが、毎年夏を越えるとぐんっと成長が感じられます。
夏休みを利用して普段会わない人にあったり、虫や魚を捕まえたり、星空を見上げたり、ダイナミックな自然と触れ合う機会もあるからかもしれませんね。
あんなにも欲しがった玩具では結局すぐ飽きてしまったのに、自然の中では生き生きと飽きもせずいつまでも土や草や水をいじって遊んでいる姿はみなさん経験があるのではないでしょうか。
なぜかというと、自然は常に変化し続けてくれるので飽きないのです。風が吹いて水面が揺れ、不思議に思い指で触れると波状ができ、日陰と陽向で水温まで違います。泥を入れれば濁り、じっと待てばまた透き通り、小さな粒子はゆっくりと落ち、大きな粒子はあっという間に落ちます。きっと音も違うでしょう。
こんな風にこちらのアクションに対して自然はありとあらゆる変化を返し続けてくれるのです。だから飽きない。
大人はたいていのことが予測できるから何も感じないかもしれません。しかし、子どもにとっては全てがキラキラわくわくした世界。同じ目線で何を感じているのかな?どこが面白いのかな?と大人が興味を持って見ると大人も楽しくいられます。
さまざまな遊びを通して、子どもたちの好奇心は刺激されます。思わぬアクシデントもあるでしょう。それでも頭を使い試行錯誤を繰り返していくことで、子どもの「思考力」「判断力」も育まれます。小学校高学年から中学校にかけて学力が上がっていく子の話を聞くと「小さい頃、家族でよくキャンプに行っていた」「自然の中で思いっきり遊んでいた」と語る子が少なくありません。ともすれば私たち大人は「学ぶ」というと何かしら物事を「知る」ことに重きを置きがちです。もちろん大事なことです。けれど、今の子ども達がそれ以上に必要としていることは「遊び」や「自然体験」を通して得られる感動であったり、気づきであったりするのではないでしょうか。