ほっぺるだより
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ほっぺるランド 中葛西
わが子のプロがいる!「育児担当制保育」
ほっぺるランド中葛西の乳児クラスでは「育児担当制」を取り入れています。
具体的には、着替えやおむつ替え、食事など生活面でのお手伝いをする職員が決まっています。
0歳児クラスでは一人の職員が3人の子を担当します。
早いうちから大人との愛着関係・信頼関係ができることで
子どもにとって「安心できる場」となります。
また、毎日同じ職員が同じ声の掛け方、接し方でお手伝いすることで、
子どもにとって次に起こることの見通しがたち、自分の意思で行動することができるのです。
これらは家庭でも十分実感できますので、観察してみるとおもしろいですよ!
例えば、着替えやおむつ替え、お風呂、食事など
それぞれ何となく家庭の中でも接する機会が多い担当はありませんか?
「いつもの人」がお手伝いする時とそうでない時では、子どもの動きが違うはずです。
思った以上に子ども達はよく考えていることに気付くと
子育てはもっと楽しくおもしろくなっていきます。
また、子どもの発達は「興味・関心」からきています。
目でさまざまなものを追い始め、手を伸ばし触ってみようとする、
もっと高い所のものに触ってみたいから立ち上がろうとする、
おうちの人のところへ行きたいから歩き出すなどがありますね。
大きくなってからも興味があることは一生懸命知ろうとしたり上達しようとしたりします。
これらの興味・関心がより発揮され、発達へとつながるために大切なのが
「安心できる人」
「安心できる場」なのです。
つまりおうちの人のことですね。
おうちで子どもが自由に動き回り、興味にまかせてどんどん挑戦(時にはいたずらと思えるものも)
していけるのは安心できるおうちの人と安心できるおうちがあるからです。
私たちはそんな風に、まずは「安心できる人」「安心できる場」となれるよう
育児担当制を取り入れて保育にあたっています。
そうすることで、子ども達は安心して自分の興味関心をのばし、
自らの意思で動き始め、これが発達や学びの原点となります。
他にも担当があることで、連絡帳のやりとりがしやすい(同じ職員が対応するので話が前後しない)、
排泄間隔を把握しやすいのでトイトレの時期を察知しやすい、
些細な体調の変化に気づきやすいなどの利点もありました。
もちろん基本的にどの職員も子ども達全員と接するので、
「担当以外イヤ!」となることはありません。
職員みんなで子ども達みんなを見守るけれど、
その中でも特にわが子に詳しい人がいる、というのが
子どもにとっても保護者の方にとっても安心につながればと思っています。