ほっぺるだより
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ほっぺるランド 大谷口
りす組の様子
1歳児クラスのりす組の様子と、異年齢の関わりの様子をご紹介します。
「おみこしわっしょい」
今年も8月に夏祭りがありました。幼児組が皆で考えて作った出店が並び、乳児組にも出店を出してくれました。
初めての保育園でのお祭りに驚く子もいましたが、年長児のお兄さんお姉さんが一緒に出店を回り、ゲームをしたり品物を選んだりしてくれたので、楽しむ事が出来ました。
今年は4歳児クラスのぞう組がお神輿を担ぎたいと調べ、獅子をイメージした素敵なお神輿を完成させました。
夏祭り当日は乳児クラスにも来てくれ、本物さながらにおはやしが響く中、「わっしょいわっしょい」と太鼓の音に合わせて部屋の中を回ってくれました。
1歳児クラスのりす組は、ぞう組が作ったお神輿に興味津々で、夏祭りが終わった後も「わっしょいわっしょい」と声を出して歩くようになりました。
9月になってもお祭りブームは途切れなかったので、クラスにお神輿の写真を貼ったり、何度かぞう組にお神輿を担いで遊びに来てもらいました。
お兄さんお姉さんをキラキラした目で見つめる子どもたち。ぞう組の掛け声に合わせて、一緒に声を出したり手を叩く姿が見られました。
次の日、「今日は何をして遊ぼうか。」と子どもたちに問いかけると「わっしょい!」という声が上がりました。
保育者がお神輿の写真を見せながら「作ってみる?」と提案すると「やりたい!」と目を輝かせました。
予め段ボールと棒を用意していたので、どうやってお神輿の形にするか相談しながらガムテープでくっつけてみました。
1歳児なりに一生懸命に取り組んでいました。
まだお誕生日の来ていない月齢の低い子どもたちも「なんだろう…」「やってみたいな…」と集まって来ました。
シールで飾り付けをして大満足の子どもたち、お神輿の形になると早速「わっしょいわしょい」と歩き出しました。
その後も朝の集まりやおやつの後に「わっしょいがやりたい!」と言って小さなお神輿を担いで楽しみました。
お神輿に合わせておはやしの音を流したり、笛を吹いたりタンバリンを叩くと大盛り上がりです。
ぞう組にもまた来てもらって一緒にお神輿を担いで楽しみました。ぞう組の子どもたちもお神輿を改良してまだまだ盛り上がっていました。
日々、お神輿を担いでいたりす組でしたが、保育士が叩いていたタンバリンに興味が移ってきました。
そんなこともあろうかと鈴やタンバリンを用意していたので、皆で音を鳴らして楽しみました。
よく歌っていた「おばけなんてないさ」の曲に合わせて、ピアノと一緒に合奏をしたり、歌ったりと、毎日楽しんでいます。
今回は1歳児クラスでの1コマを取り上げましたが、これからも異年齢との関わりを大切にし、子どもたちの「やってみたい」という思いに寄り添いながら主体性を引き出し、
「安心、安全、楽しい」保育を目指していきたいと思います。