ほっぺるだより
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ほっぺるランド 板橋清水町
おたまじゃくしが大きくなると・・・?
ほっぺるランド板橋清水町では、毎年5歳児クラスが「おたまじゃくし」の飼育をしています。
おたまじゃくしは園近くの公園で採取し、カエルに成長するまで園で大切に育てています。
4月第1週目、みんなでおたまじゃくしを探しに行きました。
池の中にいるおたまじゃくしを発見すると「ここにいたよ!」と興奮しながら保育者に伝えていました。
採取後の帰り道には「今日のお昼寝が終わったらカエルになっているかな?」と早くも成長を楽しみにしていました。
次の日から、登園するとすぐにカゴをのぞき込み、おたまじゃくしの観察をしていました。
一緒に採取した葉を食べている事に気が付き、他に何を食べるのか図鑑を見たり家で調べたりする子もいました。
日が経つにつれ、徐々に足が生えてくるおたまじゃくしがいる一方で、まだ生えていないおたまじゃくしを心配する様子も見られました。
おたまじゃくしを育て始めてから、園内で初めての避難訓練がありました。
安全な場所へ避難した後「カエル大丈夫かな?」と園に残っていたカエル達を心配していた優しいぞう組さんの気持ちに担任はとてもほっこりしました。
その後もおたまじゃくしからカエルに成長する様子をじっくり観察し、子どもたちなりの気づきや発見を保育者や友だちと共有していました。
4月下旬、殆どのおたまじゃくしがカエルに成長し、小さいカゴも窮屈になってきました。
保育者が公園に遊びに行くか、カエルを元の家に帰す為に戸外へ行くか問うと、全員でカエルを帰しに行く事を決めました。
お別れの際「ばいばい」と言いつつも「寂しいな。。。」という声も聞こえてきました。
帰園後はみんなでカエルの絵本を作ったり、折り紙でおたまじゃくしを折ったり、1人ひとりがおたまじゃくしとの思い出に浸りながら、製作を楽しんでいました。
命の大切さ、育てる事の大変さを教えてくれたおたまじゃくしさん。今は立派なカエルとなって元気に過ごしていることを願っています。